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とるにたらない日々            *写真および文章の無断転載はご遠慮ください*
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以前から時々書いてるけど、私はアクセス解析を眺めるのが大好きな変態野郎さ(笑)。
でね、どんなキーワードで検索してこのブログに辿り着いたのか、それが特に興味深いんだな。

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圧倒的に多いのは、『駐妻』関係。
これはたぶん、「駐在員の奥さんたちは、夫のべらぼうな駐在員手当で贅沢な生活して、現地語の勉強もせずにパーティと買い物三昧のエセ・セレブ」という、いかにもネタ的に面白そうな噂が日本で広まってるせいと思われます。
(いや実際はそんなべらぼうな手当なんて今どきないです)
『駐妻 イタいブログ』という、これまたイタい検索でお越しいただいた方もいたっけwww

こういった好奇心でネットを徘徊してる人って、どんな心根なのか、そっちにも興味があるわ〜。
人のあら探し?
自分より年収高い人でも妻がアホだっていう優越感の要素を見つけたい??

……ま、そんなのはどうでもいいんですが……




アクセス解析で数日前に見つけた検索ワード。
それは、『駐在 日本に帰りたい』というものでした。
そこで表示されたリストから、私が見つけたサイト……。


ちょっとこれは泣けるよ。
2ちゃんねるなんだけどね。

駐在奥様で日本に帰りたい!って方いませんか?

というスレッドでねぇ……。


主のあまりに悲痛な叫びに、意地悪な書き込みなんてほとんどなくて、結構みんな親身になってる。

駐在員の妻っていうと、金使い放題で、仕事も英語の勉強もしないで日本ではありえない生活をしてる、ってイメージが強いみたいだけど、実際はそんなことないんだと私は思うのよ。

買い物三昧、パーティ三昧、片言の英語でアメリカ人と友達になった気分でいる駐妻なんて、ほんの一部だと思うんだよね。
そういう人たちは毎日が『躁状態』で、ブログもばんばん書くから目につきやすいけど、上記のような『鬱状態』の駐在員の奥さんだって、本当はたくさんいる。
もしかしたら、『躁状態』の奥さんより多いぐらい。


『躁状態』の奥さんたちって、私が会った限り、日本では専業主婦だったって人がほとんどでした。
(いや、駐妻さんとのお付き合いは極力に避けてたので、ほとんどないんですが)。
「結婚と同時に仕事やめて専業主婦〜」という人たちにとっては、そりゃ海外転勤は降って湧いた話題だろうねぇ。
しかも多くの場合、日本企業の駐在先なんて、日本企業の支社が多い地域=駐在員家族が多い=日本人コミュニティの中だけでもそれなりに暮らしていける、という場所が多いので(特に北米)。

でもさぁ、ほんとはね。
このスレの人みたいに、半身引きちぎられたような痛みと喪失感で、鬱になる奥さん、多いと思うんだよね〜。
だって今どき、私より若い世代はもちろん、私の世代でさえも、女性が結婚後も職業もって共働きなんて、普通じゃない?
それがいきなり夫の海外転勤で、仕事も収入も奪われ、達成感もやりがいもなく、誰かに求められてる実感もなく、生まれてこのかた培った言葉も常識も通じない異国でIQが低いんじゃないかと見下されて、毎日毎日家事だけのルーティーンて、そりゃもう地獄ですよ。


お金なんかいらないから、

私の人生返してくれ!!




……そう叫びたくなるよね。
こんな状況に追い込んだ夫も憎くなるし、足かせになる全てを振り払いたくなる。
それができないのなら、死にたくなる………
なんかすごくわかるわ。
私など最初の1年間は薬に頼ってたわよ〜(笑)



物価の安いアジア諸国なら、夫にはメイドを雇って単身赴任してもらう、ってテもあるけど、日本と物価が変わらないor地域によってはそれ以上の北米ではメイドなんて雇えないし、毎日日本流に残業して帰宅する夫が、一人暮らしで夕飯の支度、とか、うちの料理まるでダメな夫の場合はありえないし可哀想。
じゃあ、妻が仕事や友達や生き甲斐捨てて、可哀想な夫のためにアメリカでメイドになる??
……それもつらいんだよねぇ。
ましてや日本人夫の場合、妻をねぎらう言葉なんて持ってないしw。



この2ちゃんのスレ、もう3年以上前に立てられたものだから、この人は今はどうしてるのかな?
駐在先はアジア人が多くて暮らしいやすいカリフォルニアのようだから、何か自分のやりがいや居場所を見つけて、少しはこころ穏やかに暮らせてるといいな、なんて、まるっきり10年前の自分を見ているようだったので、気になりました。



ちなみに在米10年目ともなると……

このスレッドの最後の方、115の書き込みが、まさに現在の私かも(^^;;;




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体調もどったようですね。
私の友達は、みな日本に帰国、「元駐妻」になっています。老後を視野に入れなければならない年なので(笑)

2ちゃんのスレ読んでみました。ほんとに、みんな気持ちがこもったスレばかりでしたね。
私の「元駐妻」の友達も、みんな苦労してました。今でこそ言える話も多くて、ひとり、これぞ”商社マンの妻”と言える友も、就学の関係で
現地入り半年遅れで合流したところ、どうも浮気の気配・・・間違いないと思ったそうです。話はここまでで、どう決着というより、自分の中で折り合いつけたかは、今後、温泉行ったときに出ると思いますので聞き手に徹します。
また、結婚が遅く、銀行を辞めて海外赴任についていった友達は、ストレスで「痔」に。頼れるのは夫しかなく、その時は、親身にフォローしてくれたそうです。その後の超ワガママ亭主に腹立ちつつも、あの最初の2年間、あれだけで持ってる結婚生活よと笑っています。
夫も余裕がないんだろうし、分かってるけど、あったりまえって顔されると、私は何なのよってなるのよ、サポートされて当然と思うなよって何度言いかけたか・・・しみじみ愚痴ってました。

ゆうさん、以前、父上の最期に臨めなかったこと、母上の無事をシカゴから手を合わせていること書いてましたが、海外で暮らすってこういうことって思いました。

折り合いつけてくって難しいです。好きなことが多いほどいいと思うのですが。ソーイングに読書、映画に写真にいろいろ(笑)
ブログもそうですね。
アキバの行政書士 URL 2011/01/23(Sun)14:18:03 編集
>アキバの行政書士さん
ご心配をおかけしました。
今回は軽めの痛みだったんですが、痛みがないってなんて爽快なんだろうと実感してるところです。


アキバの行政書士さんのお友達にも、元駐妻さんがいらっしゃるのですね。
きっと駐在中も帰国してからも、いろんなご苦労があったことと思います。

我が家の場合は、紆余曲折いろいろあってすでに駐在員ではなく、永住権も取ってしまったので、それこそアメリカで骨を埋めることも可能です。
でも、子供たちはともかく、私たち、特に私の方が「老後は絶対に故郷で!」と主張しています。
(選択肢があるだけ幸せなのかも)

ひとくちに駐妻といっても、業種や駐在国、家族構成や年齢によっても、状況はいろいろですよ。
外交官は言わずもがな、商社や銀行、大手メーカーなどは、妻にもさまざまな規制やしがらみがあると聞くので、その点では我が家の場合は、楽な方だったのではないでしょうか。

たいてい駐在期間中は、家賃や教育費など、日本では出ない手当もあって、その点では楽でししょうが、それ以上の苦労はあると思います。
WTCにオフィスがあって9-11の犠牲になられた駐在員さんとそのご家族は、本当にお気の毒ですし、私個人としては、反日感情の強い国や、中東の紛争地区での生活など考えられません。


それから、これはシカゴに引っ越してきてから最近思うようになったことですが……

なんだかんだ言っても専業主婦は楽です。
手の抜きようも逃げ場もあるので。

たとえば人種差別のこと。
言いたいことの1/100も英語では表現できないのに、在米10年目ともなると、結構聞き取れるようになってしまいます。
なので、買い物の時の店員の見下した言動がカチンときて不愉快になることしばしば。
だけどそれでも、「必要最低限の外出しかしない!」と決めてしまえば、英語社会に出ることなく、家庭内に引きこもることも可能なのが専業主婦。
今はネットもありますしねぇ(笑)

欲を言えば、ねぎらってもらうまでもいかなくても、せめて家族がこの献身を理解してくれているなら甲斐もあるってもんです。

……望まなかった海外生活をいかに乗り切るかは、どれだけ楽しみを見つけられるかにかかっているような気がします。


温泉旅行の計画がおありなんですね。
羨ましいです。
私も友達に会いたいわ。
存分に語り合ってきてくださいね(^^)

【2011/01/23 18:44】
無題
多分、苦しい人の方が多いのではないかなと思います。
新しい体験を楽しめればいいのでしょうが。

自分の決断ならまだ納得できるというか、納得するしかないのでしょうが、ある意味、ひとが決めてしまった話ですからねぇ。
涼音 2011/01/21(Fri)22:18:34 編集
>涼音さん
うん、私もねぇ、苦しい人の方が多いんじゃないかって思ってる。
だけど、そういう話ができる友達って、なかなか出会えなくて。

ブログとか見てても、海外生活をエンジョイしまくってる人ばかりが目について、全然楽しめない、英語や人種差別でイヤな思いばかりしてる自分がなんだか劣ってる(というか、何かの能力がたりない?)ような気がしてくるんです。

確かに、十代の頃には叶わなかった大学進学が、この年齢でやりなおせるとは思ってなかったので、そういう意味では「アメリカに来てよかった」って思えることもあるけど、本当は、「来なければよかった」って思うことの方がはるかに多いのですよ。
……エンジョイしてる奥さんたちは、そういうこと考えたりしないのかなぁ。

確かに「人が決めてしまった話」で苦しいのだけれど……
それ以上に、「『うん』と言わざるを得ない状況に追い込まれた」ことが腹立たしかったりします。
よく、「でも最終的に決めたのはあなたでしょ?」と言われるけど、子供をダシにされるとイヤとは言えない状況でしたからね。
まさに人質。

【2011/01/22 18:25】
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profile
name : ゆう

住所:イリノイ州シカゴ郊外
2001年8月カリフォルニア州オレンジカウンティに渡米

2010年7月現住所に転居
出身:東京の下町
年齢:高1と高3の子供がいるようなお年頃
職業:主婦+大学生(休学中)

専攻:
Irvine Valley Collegeの
Computer Information Management; Desktop Publishingで
AS Degree(理系準学士)を修得&卒業。
現在はHarper Collegeの
Computer Information Systems; Web Developmentで
Certificateコースを休学中。

好き:
本、書店巡り、読書、筒井康隆、島田荘司、
綾辻行人、伊坂幸太郎、有川浩、文章書き、
洋裁、Mac、サイト作り、ジャズ、ビール、
DTP、ウェッブデザイン、電子書籍、
バーボン、アドベンチャー&ノベル系ゲーム、
スキー、車&オートバイの運転、カメラ

嫌い:
英語、人種差別、Gで始まる黒いアイツ

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