■my読書ブームって本当に波か潮の満ち引きのよう。
基本的にいつもあるんだけどさ。
きっかけは、たいがい
「うわ、なにこれめっちゃ好き!」
ってニヤニヤしちゃう作品に出くわすこと。
今回のきっかけは、Twitterでオススメされた笹本稜平『還るべき場所』。
山岳小説が結構好きでちょこちょこ読んでるんですが、これは自分的に山岳小説ベスト5の上位に入る作品です。
自然の美しさと厳しさ、そこに惹かれてやまない人たちの命がけの挑戦と山への愛、仲間との信頼関係……
さらに恋人の死の謎というミステリ要素と、男たちの生き様、っていうかね、とにかく面白かったんですよ。
「すごいすごい!やっぱり読書はやめらんない!次は何読もう!」って本棚を物色しながら、「その前に読みかけの本を終わらそう」と久しぶりに手にした有川浩『植物図鑑』。
ざっくりいってしまえば恋愛小説。
恋愛小説はめったに読まないんですけどね〜。
有川作品は、メインストーリーは別にあって、そのついでに差し込まれる恋愛が可愛くて好きなのです。
(でもこれは恋愛メインだったかな?w)
有川浩の文体ってよく言えば読みやすいんだけど、久しぶりに読むとちょっと戸惑うんだよね。
アニメやラノベのようで(元々はラノベ出身の作家さん)。
だから「面白い!」と思ったら、おなか一杯になるまで連続して読むのがいいと思う。
で、次に手にして一日で読了した『ラブコメ今昔』。
自衛隊を舞台にした恋愛短編集。
軍モノも大好きなので、『植物図鑑』よりこちらの方がポイント高かったです。
……それにしても、有川浩を読んだ後は恋愛したくなるね(^^;
で、次は『レインツリーの国』を読む予定。
「なんで未読なんだよ!?」って怒られそうな、積読タワーが宝の山だな(^^;
■明日は娘の手術。
全身麻酔で親知らず4本をいっぺんに抜くのです。
娘には
「は?全身麻酔でしょ? 部分麻酔と比べたら楽勝だよ」
とそっけなく言ってるけど、じつは母もガクブルで緊張してます。
プリンやアイスクリームやマッシュポテトなど準備万端ですが。
■「そういえばあそこのサーバはどうなってるかな」
と、ウェッブデザインの授業を受けてた時に、課題のアップロード用に借りてたレンタルサーバを久しぶりに覗いたら、まだちゃんと私のアカウントもファイルも残ってました。
BRINKSTERっちゅうアメリカのホスティング会社なんだけど、有料でレンタルサーバも提供してるんですよ。
しかし、大学の授業などでの使用目的だと、なんとなんと無料でスペースを借りられます(もちろんサインアップの段階で、学校名や学番、実際にそのクラスを取ってるかどうかなど調べられますが)。
もう2年ぐらい全くログインすらしてなかったのに、まだアカウントが残っていたことにびっくり。
これ、もったいないから使えないかなぁ〜、とか思って、ウェッブサイト作り熱もじわじわきてます(笑)
カリフォルニアのカレッジでウェッブ系の授業を取ってた時は、課題提出はカレッジ内サーバだったため、この頃の作品はPC内にhtmlでしまってあるんだよね。
これもどこかサーバ借りてアップしておこうかな。
海外引っ越しでPCのガワは無事でも、データが吹っ飛んじゃったって話はよく聞くから。
(写真も大量にあるから、バックアップのバックアップのバックアップ取る勢いだよw)
■ここのアクセス解析からたまたま見つけたサイト(つか、なつかしきHPって雰囲気^^)を、ここ数日繰り返し読んでる。
ぼやきの部屋へようこそ 海外生活不適応体験談という、2001年に作られたHP。
きっと管理人さんも今では放置なんだろうな〜。
つかむしろ、そうだったらいいな〜、と切実に思います。
私も2001年に駐在員の妻として渡米し、あの頃は自分の苦しさを言葉にできず、向き合うこともできず、『学生主婦』になることで自分をごまかしてたんだと思う。
このHPでは、あの頃の私の気持ちが
「これ、私が書いたんじゃない?」
っていうぐらい的確に言葉にされていて、せつなかったり悲しかったり、思い出して泣きそうになったり、やり場のない怒りを感じたりしてます。
ああ、あの頃にこのHPに出会いたかった。
………私の日記でも何度か書いてることで、ソレ関係の検索ワードでおこしくださる方が相変わらず多いんですが……
本当に、駐在員の妻、駐妻といってもいろいろですよ。
性格、興味、趣味、現地語力、人付き合いのスタンス、日本での立場(有職or専業主婦)、子あり、子なし、年齢、夫の職業、駐在先、などなど。
このHPの件は、箇条書きなんかじゃなくまた後日、書いてみたいと思います(涙)。
■以前も書きましたが、帰国してもマイホーム(現在賃貸中のマンション)には住めない→3DKの社宅住まい、が確実になりそうな我が家。
大人になるまでアメリカで暮らせると信じてたのに、日本語の読み書きがかなり怪しい息子は高2の夏に帰国という……、本人曰く
「That's Hell. That's torture...」
なんだと思う。
日本に友達も知り合いもいないし。
だからせめて、息子の長年の望みである犬を飼おうよ、と楽しみにしてたんですが、社宅では当然それも叶わないわけで。
「じゃあさ、社宅は家賃が安いから、そのぶんでキミやパパが欲しい車を買おうよ。中古だけどさ。インプやエボでもいいよ。ママは何でも運転するよ!」
と提案して、最近は日本の中古車情報サイトを見るのが楽しみだったんです。
ところが数日前、夫が申し訳なさそうに、
「じいちゃんが、『もう車の運転できないから車検切れだけどいらないか』って」。
じいちゃんとは夫の父、いろいろあって疎遠な義父です。
引っ越してすぐは何かとお金がかかるし(冷蔵庫や洗濯機などの家電品から買いそろえなくては)、車がないと生活厳しい田舎なので本当はありがたいオファーなんだけど……
……息子、車名を聞いて泣きながらフテ寝しました。
本当だったら、
「そんなこと言ってる場合じゃないでしょ!お金ないんだから!」
って、母としては檄を飛ばす場面なんでしょうけど……痛いほど気持ちがわかるだけに、言葉が見つかりません。
心も人間関係も、言葉も文化も。
自分のアイデンティティとも言えるものを持ち続けられないなら、何かせめて気を紛らわせるものがないとつらいよ。
人間だもの。
私が渡米した時は、語学学習と学校で知り合った日本人留学生の友達、それとピアノレッスンだったけどね。
……息子も日本で何か楽しみを見つけられますように。
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