とるにたらない日々 *写真および文章の無断転載はご遠慮ください*
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そもそもはちょっとした虫歯治療のために行った一般歯科で、痛みの原因を調べるために念のため撮ったレントゲンで親知らずの潮時が発覚(虫歯そのものはごく軽度で、歯の痛みは親知らずだった)。
「下2本はすでに悪影響出てるはず。上2本も時間の問題」
と言われ、そういえば最近、娘の頭痛の頻度が高くなってることを思い出しました。
で、すぐに同じビル内の口腔外科に紹介状を書いてもらい、予約を取ったのが本日。
……親知らずの抜歯のために全身麻酔……
日本ではまだ特殊なケースですよね。
でもアメリカの高校生は、定期的な歯科検診で「そろそろ」と言われると、春休みや夏休みにサクッと全身麻酔で4本抜いてしまうのが普通です。
まぁ娘の場合は、まさか親知らずとは思ってなかったので、こんな普通の時期になってしまったのですが(それでも3連休直前の放課後に予約確保)。
私自身は、20代前半に日本の大学病院で抜歯しました。
抜いた下2本のうちの1本が真横になっていたため難題で、部分麻酔で2時間も羽交い締めにされて終盤は気絶するかと思いました。
執刀医は、私が小さい頃からお世話になっていた一般歯科医の娘さん(=近所の顔見知りのおねえさん)で免許取りたて。
彼女のお父さん(私のかかりつけ歯科医)の紹介で、大学病院ながら予約はかなり融通してもらったんですが………つまりは私は練習台ですね(^^;
……ガンガン砕いてほじくり出され、
「軽い骨折と思ってください」
と言われて帰宅した夜から数日間、高熱が出ました。
その頃は一人暮らしだったし、仕事の合間にオートバイで大学病院に行き、ヘロヘロになって運転して帰宅。
近所のスーパーで卵豆腐数個とレトルトのおかゆを買って帰ったけど、あんなに食べられないものとは知らず、本当に死ぬんじゃないかと思いました。
仕事も術後1日しか休みを取ってなかったんですが、急遽事情を話して2日間休ませてもらいました。
……そんな私の苦い経験もあったので、初めての全身麻酔にビビッていた娘には、確信もないまま
「大丈夫だよ。全身麻酔の方が楽だから」
なんて無責任なことを言ってました。
だって、私があんなにつらかった部分麻酔の方がマシだったら、痛みに弱いアメリカ人の間でこんなにも全身麻酔による抜歯がポピュラーになるとは思えませんから。
(`・ω・´)キリッ
で、本番。
行ってきましたよ〜。
娘、朝食にハヤシライスをがっつり食べさせて、それ以降は6時間前飲食一切禁止です(全身麻酔の前の常識!)。
予約時間の30分前に行き(たいがい事務手続きがいろいろある)、承諾書やクレジットカードの支払いも済ませ、定刻どおりに娘は治療室へ。
私は待合室でのんびり読書^^
事前に説明があったとおり、45分きっかりでナースさんが私を呼びにきました。
「お嬢さん、頑張りましたよ〜。大成功、まったく問題ナシです。今、回復室で休んでますからどうぞ〜。いろいろご説明しますね」
と。
はやっ!
レンチンフードかよ(^^;
回復室では娘がすでに目覚めていて、こっちの言うこともちゃんとわかるし、頷いたり返答もできる状態。
やはり歯科治療の全身麻酔は違うのだなー。
(私もアメリカで、全身麻酔で手術&入院の経験が何度かあり)
そこでナースさんが、事前にもらってた説明書に加えて、帰宅後の薬の飲み方、食べ方、相談先の電話番号などを口頭で説明(ナースさんの英語の訛りが強すぎて、私も娘もほとんど聞き取れなかったんですがw dayをダイって発音するのはどこかしら)。
説明の間にも娘の麻酔はどんどん切れてきて、説明が終わった頃には私の腕に掴まって、玄関ロビーまで自力で歩いて降りました。
処方された薬は、ペニシリンとバイコデン(手術後によく処方される強力鎮痛剤。娘の場合は年齢的に私が飲んでた半量)、IBプロフェン(市販薬より強い。術後の痛みが和らいでから)の3種。
たまたま近所のドラッグストアでバイコデンが品切れで、代わりにハイドロコドンを処方されましたが。
(どちらも私自身が1年前の肩の手術後にしばらく服用してたので、不安はありませんでした。バイコデンよりハイドロコドンの方が、私的には胃に優しくて好きです)
帰宅する途中ですでに麻酔が切れて「痛い」と言ってた娘ですが、帰宅して横にならせ、すぐにペニシリンと鎮痛剤を飲ませたら間もなく楽になったようです。
口の中に詰めた綿と、なかなか止まらない出血に不快な様子でしたが、少しウトウトして目覚めた夜8時過ぎにはゼリー飲料やシャービック(日本の凍らせるお菓子)をちょっとずつ口にして、2度目の鎮痛剤を飲む頃にはDSやったりニコ動見たりしてたんで、もう心配はないでしょう^^
……若いっていいな(^^;
私なんか、肩の手術の後は丸2日間ほど、痛みで目覚めて鎮痛剤を飲む以外はひたすら眠っていたよ(^^;;;;;
需要があるかどうかわからないけど、本日の教訓……
・全身麻酔はあっという間に切れるので、病院の帰りにprescriptionをdropしてくるべし。
できるだけ早く鎮痛剤を飲ませてあげるとよいです。
薬飲んでから効き始めるまで30分以上かかるんで。
・帰宅後、ボトルの水にストローさして渡したけど、うまく飲めずにむせてた。
スポーツタイプのウォーターボトル(キャップを引っ張るタイプ)だと、ボトルを絞れば水が出るので飲みやすいそうです。
・暖かいものはしばらくつらそう。
シャービック、シャーベット、アイスクリームがおすすめ。
・今回日系マーケットで買ったゼリー飲料にたまたまナタデココが入っていて、「飲み込めない」と吐き出してました。要注意
・甘い物が好きならプリンやゼリーで数日過ごせそうだけど、男の子や私みたいな辛党にはつらそう。卵豆腐(ミツワでは見つからず)や冷や奴、胡麻豆腐などで乗り切るべし。ビシソワーズのような冷たいスープもよさそうね^^
・病院で、顎専用の氷嚢みたいなのをくれました。
が、バッグの入れ口が小さいので、スーパーの冷凍食品コーナーで売ってる氷を1袋買っておくといいと思います。
・帰宅してからベッドの枕周りが血で汚れるので、本人の気持ちを軽くするためにも、色の濃いor汚れてもいいタオル類をたくさん用意しておくといいですよ。
……と、こんな感じの抜歯1日目。
また後日、気づいたことがあったら書きますね^^
親知らずの抜歯は、25年前の何倍も楽だよ。
特にアメリカ。
歯科医にすすめられたら、怖がらずに検討してみて〜^^
あ、ちなみに全身麻酔で4本抜歯の治療費は、総額2,000ドルちょっと。
そこから何%が実費になるかは保険次第なのでなんとも言えませんが……
我が家の場合は、本日とりあえず1,000ドル弱を支払ってきました。
あとは保険からいくら戻りがあるかひっそりと期待(^^;
↓今日も読んでくださってありがとうございます(^-^)
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なまり
コメントは初めましてになります。
いつも楽しく読ませていただいております。
dayをダイと発音するのは、オーストラリアではないでしょうか?
ところで、コメント欄にメルアド記入した場合、非公開になるのでしょうか。
いつも楽しく読ませていただいております。
dayをダイと発音するのは、オーストラリアではないでしょうか?
ところで、コメント欄にメルアド記入した場合、非公開になるのでしょうか。
>さいぱんやんさん
はじめまして^^
コメントありがとうございます♪
「ダイ」やはりオージーなのかしら??
なんとなく全体の訛りがドイツ語圏、もしくは東欧かな??なんて思いました。
(以前住んでた家の大家さんがドイツ人で、似たイントネーションだったため)
ヨーロッパからの移民が多い土地ですし。
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頂いたコメントは、私の方で公開or非公開を操作していますので、「非公開で」とコメントに書いていただければ公開はしません。
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こちらは私しか読めません。
コメントありがとうございます♪
「ダイ」やはりオージーなのかしら??
なんとなく全体の訛りがドイツ語圏、もしくは東欧かな??なんて思いました。
(以前住んでた家の大家さんがドイツ人で、似たイントネーションだったため)
ヨーロッパからの移民が多い土地ですし。
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それから、はっぱアイコンの『Clap』からもメッセージを送れます。
こちらは私しか読めません。
親知らず
アメリカだと全身麻酔でやるのですね。
私は部分麻酔で一本だけ抜いてます。汚い写真付きなのですが、下記に経験談が。
http://blue.ap.teacup.com/satazruihong/177.html
dayがダイって典型的なオーストラリア英語ではないでしょうか?元々はロンドンの下町訛りだと聞いた記憶があります。
私は部分麻酔で一本だけ抜いてます。汚い写真付きなのですが、下記に経験談が。
http://blue.ap.teacup.com/satazruihong/177.html
dayがダイって典型的なオーストラリア英語ではないでしょうか?元々はロンドンの下町訛りだと聞いた記憶があります。
>satazさん
こちらでははじめまして。
コメントありがとうございます^^
アメリカ、ちょっとの手術でも全身麻酔で
「あんたたち、どんだけ痛みに弱いのよw」
と、日本で自然分娩の経験がある身としては笑ってしまいます(笑)
そのくせ全身麻酔の手術でも日帰りだし。
親知らずの抜歯で全身麻酔なのは、本数や歯のポジションにもよるのかもしれません。
でも思春期にフルマウスのレントゲンを撮って、
「遅かれ早かれこれは抜歯が必要だろう」
と判断されると、高校の春休みや夏休みに予約を取って全部抜いてもらうのが普通みたいです。
プチ整形みたい(^^;
小さい子の虫歯治療も、本数が多かったり、泣いて治療が難しい子だと全身麻酔をすすめられます。
サイト、拝見しました〜。
実に痛そうな写真でした(^^;
親知らずが押して、虫歯になって、抜歯……とトリプルで痛かったわけですよね。
お気の毒です。
ダイ、オージーイングリッシュをまっさきに思い浮かべましたが、ロンドンの下町がルーツなのですね。
面白いです^^
コメントありがとうございます^^
アメリカ、ちょっとの手術でも全身麻酔で
「あんたたち、どんだけ痛みに弱いのよw」
と、日本で自然分娩の経験がある身としては笑ってしまいます(笑)
そのくせ全身麻酔の手術でも日帰りだし。
親知らずの抜歯で全身麻酔なのは、本数や歯のポジションにもよるのかもしれません。
でも思春期にフルマウスのレントゲンを撮って、
「遅かれ早かれこれは抜歯が必要だろう」
と判断されると、高校の春休みや夏休みに予約を取って全部抜いてもらうのが普通みたいです。
プチ整形みたい(^^;
小さい子の虫歯治療も、本数が多かったり、泣いて治療が難しい子だと全身麻酔をすすめられます。
サイト、拝見しました〜。
実に痛そうな写真でした(^^;
親知らずが押して、虫歯になって、抜歯……とトリプルで痛かったわけですよね。
お気の毒です。
ダイ、オージーイングリッシュをまっさきに思い浮かべましたが、ロンドンの下町がルーツなのですね。
面白いです^^
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