で、私の歯科治療が始まりました。
神経治療は日本で何度か受けたことがあって、ちょっとトラウマなんですよ。
子供の頃からの主治医が、患者の治療よりも論文執筆に力を入れてるような高齢の方だったせいか(今でもググると、この先生が書いた論文がPDFでたくさん見つかります)、とにかく怖い、痛い、高いで。
小さい頃は、泣くと殴られてました……。
そんな感じですっかり歯医者嫌いになってしまい、とことん悪くなるまで医者に行かなかったもんだから、行った時にはすでに手遅れ。
大切な歯も何本か失ってます。
なので今回も、むかーし昔につらい思いして治療した神経治療の跡を再び開けて削らなくてはいけない、と宣告されてガクブル。
それだけでも怖いのに、なんと、レントゲンに写った治療痕がはっきりしないから、という理由で、
「ちょっとだけ、麻酔しないで削ってみようと思います。神経が本当に死んでるのかどうか判断したいので」
と言われて、もう泣きそう。
「はぁ……」
と返事したきりの私がよっぽど顔面蒼白だったのか、ドクター、
「ごめんね。怖いよね。やっぱ麻酔しよう。神経がどうなってるかは判断できないけど」
って。
あああ……(涙
アメリカの歯医者さん、ほんっと、いいですよ。
言葉の壁と、医療保険の問題さえなければ最高(T-T)
患者に苦痛を与えない治療が第一で、どんな状態か、どんな治療をしていくのか、治療はどのくらいか、治療前にきちんと説明してくれます。
ここで何度も書いてるように、細かく専門医に分かれているのであちこち行かなくてはならないのは面倒だけど、ほんと、言葉の壁さえなければ、そしてカバー率の高い良い保険にはいっているなら、ぜひぜひアメリカでできるだけ歯の治療はしてから帰国がおすすめ>駐在のみなさん。
結局今日は、この日本人ドクターが時間内で精一杯やってくれたんですけど、専門医ではないので神経治療専用の道具もなく、
「あと1ミリなんだけどなぁ」
と、私のML社の保険に加入してる専門医を探して、電話してくれることになりました。
ありがたや……。
治療中にも、私が怖がらないようにとの配慮か、ずっと助手さんと
「紅白見た?」
とか
「クリスマスプレゼント、何もらった?」
とか、気持ちを和ますような他愛ない会話を続けてるし。
……惚れるわ(* ̄∇ ̄*)
ああ、そうそう。
歯全体をパノラマで撮るレントゲン写真(full-mouthっていいます)は、5年に1度の撮影しか保険でカバーされないそうですよ。
カリフォルニアでずっとお世話になってた歯医者さんで
「シカゴに引っ越す前に、保険でタダでできることはやっちゃいましょう」
と、クリーニングやFull-mouth X-rayを3年前にやったことを思い出し、電話したら私と子供たち3人分のレントゲン写真をすぐに送ってくれることになりました。
(娘の場合は親知らずの抜歯なので、実費で撮り直したけど)
アメリカの医療(保険)制度って問題が多くて、日本の国保が神に思えるんだけども、ちゃんと理解して、上手く利用できたらかなりお得だと思いますよ。
特に会社がいい保険に入ってくれてる日本人駐在員とそのご家族。
check-upやクリーニングは無料なので(年○回という限定付き)帰国前にぜひ。
特に虫歯は初期に治せば、痛みも費用も軽くて済みますよ!!
ちなみに……
私が南カリフォルニア(オレンジ・カウンティ)でお世話になってた歯医者さんは……
室谷寛歯科医院さん。
ドクターがイケメンで優しくて(え?w)、いえ、経験豊富なので安心してお任せできます。
受付事務担当の奥様がほんわか癒し系の優しい方なもので、子供たちが小さかった頃は特に、奥様の笑顔に救われました。
衛生士の助手さんも手際がよく、お手入れも上手です。
必要があれば、外国人への対応に慣れた小児歯科や神経治療などの専門医も紹介してくれます。
LA近郊在住の有名人(日本人大リーガーや芸能人など)に待合室で出くわすことも(^^;
……と感謝をこめて、微力ながらも宣伝しておこう(笑)
私が通ってた頃は、ドクター一人で診てくださってたけど、お子さんたちも歯科医目指してるそうなので、もうちょっとしたらもっと予約が取りやすくなるんでしょうね。

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