ちょっと前置きが長くなりますが……
最近、ネットの太っ腹サイトさんから、無料の実物大型紙をダウンロードさせていただくことが多いのです。
たいがいのファイルはPDFで(稀にJPEGもあるけど)、用紙サイズが当然ながらA4になってるんですね。
服なんかの型紙だと、実物大型紙が大体15枚ぐらいに分割されているので、それを全て
A4でプリントアウトして、一枚一枚繋ぎ合わせてカットするんです。
ところが、アメリカでA4に相当する一般的なコピー用紙は『
レターサイズ』と呼ばれるもので、A4よりも1割ほど小さいのです。
最近のPCはほんとおりこうさんですからね〜。
日本のサイトからDLしたPDFファイルを、何も考えずに印刷ボタンのみで印刷すると、普通は自動的に縮小されて、レターサイズぴったりに、なんら不都合なく印刷されるんですよ。
さて、ここで気づくアメリカ在住日本人は何人くらいいるかしら(笑)
でも私の目はごまかせないないわよ。
絶賛老眼進行中だけどさ( ̄∇ ̄)
これでもかつては、0.1ミリと0.2ミリのケイの太さも見分けるデザイン校正もやってたんだからねっ!
……なので、実物大型紙に関しては、貴重な貴重なA4コピー用紙でプリントしておりました。
ちなみにこの用紙は、カリフォルニアの紀伊國屋書店で購入。それがねぇ、結構な勢いで消費するので、
「もしもこのA4用紙がなくなってしまったら、どこで補充しよう??」
と不安になってきたのでした。
……前置きが長くなりました。
すんません。
で、今日は病院の帰りに、日本の文具も扱っている日本の本屋さん、S堂に寄ってきました。
特にこれといったイベントもない平日の昼間。
店内はガラガラで、私と同年代〜ちょっと年上の店員さん3人が、レジ付近で固まって雑談中。
仕事とは関係なさそうな話題だったので、ちょっと話しかけにくかったのですが、自分で探しても見つからないので、聞いてみるしかなさそうです。
私「あの〜、すみません……」店員ABC「はいっ!?」
私の本音「ちょっ、こ、怖いんですが……おしゃべり邪魔したからって怒らないでよ」私「A4のコピー用紙なんて、置いてませんかね?」A「A4て、日本のでしょう?(何言ってるの?)」
B「そうよ、日本のよ。アメリカではA4て言わないの(知らないの?)」
C「レターサイズっていうのよ(教えてあげるわね)」
私の本音「日本のだから、ここで聞いてるのに。第一、A4とレターは全く別ものだべ」私「あー、ええ、そうなんですけど……」A「A4じゃなくても、」
私「いえ。あの。例えば日本からもらったPDFはA4になってるんで、A4の紙が欲しいんです」B「あらー、そんなの、アメリカの紙でだって印刷できるわよ(知らないのね)」
C「そうそう、自動的に小さくなるのよ(便利なのよ)」
私「そうですね。93%ぐらいに縮小されますね」A「だったら問題ないんじゃなーい? 私たちだって、ほら(と言って、日本の本社?からの書類をPCで見せる)、こういうの、こっちの紙で印刷してるわよ」
私「いえ、縮小されたら困るんです」ABC「別に困らないわよ。なんでよ。問題ないじゃ」
私「あのっ! 図面なんで! 縮小されると困るんです!」B「あらそう。じゃあA4じゃないとね」
C「でもうちには置いてないわよ」
私「入る予定はありませんか?」A「ないわねぇ〜w。こっちはレターサイズだしw(ここはアメリカだっちゅーの)」
私「取り寄せできますか?」B「まぁ、できるわよ。2ヵ月ぐらいかかるけどww」
C「取り寄せが必要になったら、ここに電話してください」
………お店の電話番号が書かれたビジネスカードをいただきました。
なんかすっげー
ムカツクんですがっ!!!PDFを原寸でプリントできなきゃ意味ないだろ!!!!
つか、アクロバットの使い方、私がレクチャーしたろか!?
あんまり悔しかったので、帰宅して検索しまくったら………
アメリカではあちこちで見かける大型文具店(StaplesとかOffice Max)とかでフツーに売ってますよ、A4!!!
………じつはこのS堂シカゴ店はいつ行っても『従業員募集中』なので、体調が良くなったら働きたいなぁーって思ってたんです。
でも今日の一件であきらめました。
ますますチキンになりそうだもん、私(T-T)
だってレジ周りはこんなだし、いつもバックヤードから談笑が聞こえるし、まばらに立ち読みの人はいても、買ってる人なんてめったに見ない。
たまにいても、ほとんどアメリカ人の日本大好きオタですってば。
日本の本、高すぎるし〜。
と言いつつ今日は、私の好きなデザイナーさんが今は亡き
雄鶏社から出した本を見つけたので(今では入手困難)、買ってしまいました。
定価1,200円の本が、税込みで21.02ドル(1,750円)は仕方ないと思うんだよ。
輸入品だからね。
で、税抜き10ドルで1個押印してもらえるスタンプカードを出したら、
「1個押しますね〜」
と。
………たしかにな。
今回のお買い上げ、税込みでは21.02ドルだけど、税抜きだと19.20ドルだからスタンプは1個だよね。
でもさ、こんな時、以前よく行ってたS堂コスタメサ店では、
「おまけしときますね☆」
って2個押してくれたから、
「紀伊國屋よりS堂で買い物しよう」
とか、
「日本の本は高いけど、フンパツして買っちゃおう」
って、毎月100ドル以上は新品の本に使ってたんだよね。
地域にブックオフもある環境だったけどさ。
ほんと、コスタメサ店のヨーコさんとアキコさんが恋しい!!
マイナーな本も即行で調べて取り寄せてくれたし(/_;)
なーんかもう、がっかり。
日本の食材買うついでに立ち読みぐらいはするかもしれないけど、たぶんもうめったに買わないだろうな。
ネットの本屋さん、
ビーケーワンは船便で海外発送してくれるそうだし。